本番が終わった後に振り返って「ここがもっとできたら・・」「あそこが上手く行かなかったな」そんな風に思うことってきっとたくさんありますよね。
どうせならそういう悔しい思いは次に活かしたいものですが、ただ「次はもっと頑張ろう」と思うだけでは結局何も変わらないんですよね。
一体どんな振り返り方をしたら次に繋がるんでしょうか。
これって仕事をしてるひとならきっと一度は耳にしたことのある「PDCAサイクル」というのがひとつのヒントになるかと思います。
P→Plan(計画)
D→Do(実行)
C→Check(評価)
A→Action(改善)
何に近づきたいのかわかっててそのために必要なことを準備する、これはすでにやっていますよね。
そして実際に本番で演奏したら、どこがどんなだったからじゃあ次は何をどうしたいのかはっきりさせる、それが評価と改善の部分です。
「何となく上手く行った」「ミスしたからへこんでる」
それは反省じゃなくてただ感情に流されているだけ。
それじゃあ「次はもっとがんばる」なんて具体性のない目標になってしまっても不思議ありませんね。
何をどう頑張るかをただ決意するだけでなくスケジュールレベルで予定立てするのが次に活かす反省です。
もちろんショックを味わい尽くすというのは役に立つ面もありますし感情に流されるのがダメだということではありません。
ここで言ってるのは反省と次へのプラン立てを感情に浸ることと混同しないようにということ。
次の策を考えずただ単にショックを受けるだけで上手くなるなら、楽器の上達は簡単なことでしょう。
そうではないから頭を使った人が上手くなっていくんですよね。
ひとしきりネガティブを味わったら次に向かうときには冷静に具体的な
計画立てをしたいものですね。