アレクサンダー・テクニーク 練習 身体の仕組み

何もしないという動き

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今日は「なにもしてないのに」という言葉について。

別に痴漢の冤罪の話じゃありませんよ。

有吉尚子です。こんにちは!

なにもしてないのに疲れる、なにもしてないのに肩が凝る、などなど。

演奏時の筋肉のお話でなにもせず維持するというのは、拮抗する筋肉が互いに働きあっているということです。

人体は絶えず動いてますから止まらずに動くのが自然です。

呼吸とか、心臓とか、他にも。

構えた姿勢をキープしている、動かす必要のない指を動かさないでおく、など一見止まっているようでも止まっているように見せるために身体を微細にコントロールしているのがわたしたち人間です。

少しだけややこしく言うと肘を曲げるのはポパイのムキムキポーズで知られる上腕二頭筋、

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肘を伸ばすのは反対側の二の腕についてる上腕三頭筋です。(ポパイ知ってますか?)

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曲げもせず伸ばしもしない為には、この両方が同じ強さで同時に働く必要があります。

(または同時になにもしない脱力状態にあるか)

なので、片方が強く働けばじっとしていためには反対側の筋肉も同じだけ強く働かなければ腕はどちらかに動いてしまいます。

こういうお互いに対応した働きをする筋肉を拮抗筋と呼ぶのです。

もしも胴体を前に曲げようとする力をオフにせず背筋を伸ばそうとすれば、背中もお腹もお尻も疲れるし、それが長時間に渡れば筋肉痛にもなります。

肩を上げる必要がある作業をしながら姿勢を意識して肩を下げようとすれば、肩凝りを起こします。

指もそうです。

指をキーから離す筋肉とキーを押す筋肉は拮抗しますから、速く楽に指を動かしたければ不要な力みは手放すことです。

ブレスも同じ。

吐く働きをするお腹回りの筋肉をオフにせず吸おうとすればすれば上手くいきません。

そういう演奏時の身体の観察とコントロールの仕方のアップデートは練習のときにぜひしてみましょう!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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