アレクサンダー・テクニーク 練習 身体の仕組み

何もしないという動き

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今日は「なにもしてないのに」という言葉について。

別に痴漢の冤罪の話じゃありませんよ。

有吉尚子です。こんにちは!

なにもしてないのに疲れる、なにもしてないのに肩が凝る、などなど。

演奏時の筋肉のお話でなにもせず維持するというのは、拮抗する筋肉が互いに働きあっているということです。

人体は絶えず動いてますから止まらずに動くのが自然です。

呼吸とか、心臓とか、他にも。

構えた姿勢をキープしている、動かす必要のない指を動かさないでおく、など一見止まっているようでも止まっているように見せるために身体を微細にコントロールしているのがわたしたち人間です。

少しだけややこしく言うと肘を曲げるのはポパイのムキムキポーズで知られる上腕二頭筋、

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肘を伸ばすのは反対側の二の腕についてる上腕三頭筋です。(ポパイ知ってますか?)

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曲げもせず伸ばしもしない為には、この両方が同じ強さで同時に働く必要があります。

(または同時になにもしない脱力状態にあるか)

なので、片方が強く働けばじっとしていためには反対側の筋肉も同じだけ強く働かなければ腕はどちらかに動いてしまいます。

こういうお互いに対応した働きをする筋肉を拮抗筋と呼ぶのです。

もしも胴体を前に曲げようとする力をオフにせず背筋を伸ばそうとすれば、背中もお腹もお尻も疲れるし、それが長時間に渡れば筋肉痛にもなります。

肩を上げる必要がある作業をしながら姿勢を意識して肩を下げようとすれば、肩凝りを起こします。

指もそうです。

指をキーから離す筋肉とキーを押す筋肉は拮抗しますから、速く楽に指を動かしたければ不要な力みは手放すことです。

ブレスも同じ。

吐く働きをするお腹回りの筋肉をオフにせず吸おうとすればすれば上手くいきません。

そういう演奏時の身体の観察とコントロールの仕方のアップデートは練習のときにぜひしてみましょう!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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