お知り合いのコンサートを聴きに行った時に音程やリズムのズレが気になって批判的な耳になり音楽そのものを聴けなくなる瞬間ってありませんか?
もちろん音程やリズムはピッタリ合っていたほうが聴きやすいのは確かですよね。
でも楽器を始めたばかりだったりブランク明けで久しぶりだったりでコンサートに出演することも趣味でやっている方なら経験したことはきっとあるはず。
そんな状況でも音楽をしたいという想いを持った方に対して「音程が合うようになってから出直してこい」なんて思いませんよね。
たとえ技術は発展の余地があっても楽しそうだなとか音楽好きなんだななんて微笑ましく聴けるのではないでしょうか。
音程やリズムが気になるのは自分と同じくらいの演奏の経験がある相手か、自分より上手だなと感じる相手に限られているような気がします。
というのはつまり、演奏している人に自分を投影して聴いているのですね。
自分のダメなところや目下気になってるところがより耳に飛び込んで来るわけです。
そんな時はコンサート後に「音程がリズムがダメだったよ」なんて無意味で失礼なコメントを奏者に伝えるのではなく帰ってから自分の演奏を振り返ってみる方が建設的ですね。
「なんで今日はこれが特に気になるんだろう」という振り返りは上達に役立つヒントになるものなんですね!