新しいやり方を試そうとしつつ、古いやり方でやってしまい結局うまくいかないというケースについてもう一つ。
新しく採用したい不慣れで今までと違うやり方で吹くと、それまでと同じ練習ペースよりゆっくりしか上達が感じられないかもしれません。
それは頭の回路がまだ上手く繋がってないんですから自然なことなんですね。
続けていれば上達スピードは今までのやり方と同じくらいの速さになっていくもの。
ところが、この最初の段階で脳の回路が上手く繋がるまで待てず焦ると、新しいやり方ではなく染み付いた習慣的な古いやり方が出てきます。
手っ取り早くて不満足な今まで通りのやり方で吹いていたら新しいやり方はいつまでも経っても身につきませんよね。
新しいやり方で吹くには習慣的に無意識に吹くときより時間が必要なんです。
新しいやり方を選択するための時間を充分にとらなければ、無意識になったときに出てくるのは古いやり方ですね。
古いやり方で結果を得るためにいつもかかっている時間で新しいやり方をやろうとしてもそれは無茶というもの。
練習というのは音を出し続けることではなく動きを考えて選択するということも大事な要素のひとつ。
すぐに結果を求めるよりもプロセスを大切にできる人ほど早く上達していくものなんですよ!