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様式に振り回されていませんか?

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モーツァルトはこんな様式、シェーンベルクならこう演奏する、なんて楽譜を見た瞬間に思ってしまうことってありませんか?

有吉尚子です。こんにちは!

すごく勉強してきて知識のある方に起こりがちなことかもしれません。

では。

モーツァルトならソナタもオペラもどれもこれも同じ演奏の仕方で果たしていいのでしょうか。

現代曲ならば無機質でさえあればそれでいいのでしょうか。

そんなわけありませんね。

これは現実の人が相手のコミュニケーションと同じことなのではないでしょうか。

「この人はこういうタイプだから」
「こう対応すれば喜ぶだろう」

そんな風に現在の生身の相手ではなく自分が想像したタイプ別対応法で接すればいい関係が築けるわけではないどころか反感を買ってしまうこともあるのと似ていると思います。

ちなみに私が以前よく遭遇したイラッとする決めつけは「女の子だから甘いものが好きなんでしょ?パフェおごってあげるよ。」なんていうもの。

私はパフェよりワイン派です(笑)

その作品からどんな印象を受けるか一切の定義を保留してただ向き合うなんてことは実はプロでもしていないことがあるんです。

それまで出会ってきた作品、今までに知り合った人、そういう自分の過去の経験からの延長での想像に目を向けるのと、目の前にある作品や人がどんななのか常に新鮮に向き合うのはまったく別のことです。

それは奏法にも言えるし、同じ作品に時間を開けて取り組むようなときにも言えることです。

決めつけず定義を保留するのは自分がどう反応するか事前に決めずアドリブで対応することなので最初は勇気がいるかもしれません。

それでも新しい曲を演奏する時は心を開いて改めて新しいものと出会う姿勢をもっていたいですね。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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