今までに長いこと演奏してきてどうしても上手くいかなかったりいつも引っかかってしまったり、ということを解消する手段に何を選んできましたか?
有吉尚子です。こんにちは!
もしかしたら「もっと練習時間を取る」「もっと真剣に、ちゃんとやる」なんていうのが普段最初に思いつく対策かもしれませんね。
とはいえ今までだって可能な範囲でできるだけの時間をかけてきたし、その時に持てるだけの集中力を使って向き合ってきた結果が今の状態ではないでしょうか。
それならもっと長時間もっと真剣にというのはあまり現実的な解決策にはなりませんよね。
それにたとえ今より長時間・真剣に練習をしたとしても、やっている内容や意図が同じなら現在の延長線上の結果しか出ないのは明らか。
「もっと長時間・もっと真剣に」というのはもしかすると今後変わるために本当に必要なのはどういうことなのか考えることをサボるための抜け道になってしまうという面もあるかもしれません。
だって知らなかった情報を得たり新しい練習方法を取り入れたりなんてことをするのはこれまでの延長で動くよりもたくさんのエネルギーが必要だし、めんどくさかったりもしますから。
「時間が集中力が足りないからできなくて仕方ないんだ」ってことで話を完結させておく方がラクなのは間違いないんですよね。
もしも困りごとの解決策としてすでに今までやってきたことしか思い浮かばないのなら、持ってる手札の中に進歩のヒントは無いってこと。
同じことをしていたら大きな成長や上達は見込めないので何か新しい情報を仕入れたり違うことを経験する必要があるかもしれませんね。
そんなとき自分に何が足りなくて新たに何を知るべきか適切な判断をしてくれるのはその道を通ったことのある人。
火の起こし方を自分で発見するよりやり方を知ってる人に尋ねる方が火を起こした先のことにずっと早く着手できますよね。
行き詰まったときには実際にあなたが行きたい方向にすでに進んでる人からヒントをもらうというのがやっぱり一番効率的ですね。