「講座やレッスンで学んだことを仲間に伝えていいですか?」
なんてご質問をいただくことがたまにあります。
結論からいうと、良いと思ったことはどんどん伝えて周りの方に役立ててあげて下さい!というお返事になります。
わたしがレッスンや講座でお伝えしていることは、「知ってる人は知っている」音楽をやる上で必要な土台になる情報なんですね。
音の聴き方や心身のコントロールや楽譜の読み方なんてことは世界中の人が色んな時代の人が築き上げてきた共有財産であり誰かが個人的に独占できるようなことじゃないと思っています。
音楽をやりたいと思う人なら誰でも平等に得る権利のある情報なんですよね。
ただし。
人類の全ての人が物理学に精通しているわけではないし、医学的な専門知識を誰もが持っているわけではありません。
それは情報を得たいと望む人が教えるスキルを持った人から文章や会話やレッスンなどで教わるという過程を経て伝わっているもの。
しっかり学んで活かす準備の出来ている人だけが受け取れることなんじゃないでしょうか。
あなたが今までしてきた学びは道に落ちてたのを偶然拾ったなんてものではないはず。
この長い記事のシリーズを最初から読み続けているあなたは偶然音楽について詳しいのではなく「自分や仲間に役立てたい」という情熱を持って時間やお金や労力を投資しながら情報を得てきましたよね。
かなりの頑張り屋さんですね!
だから周りの仲間に伝えて役立ててもらえることがたくさんあるんだと思います。
それは活かさなきゃもったいないですね!
わたしも自分自身が面白い!これは知って良かった!と思って得てきた情報を別の誰かに活かしてもらいたいと思うからレッスン活動をしているわけです。
正しい知識や情報ってそんな風に広まっていくものなのかもしれません。
それにしっかり自分の言葉で言えることはあなたの中にしっかり定着して使えるスキルになっているってこと。
「あれ?これは説明出来ない」「わかんないこと質問された!」
なんてことがあっても自分に足りないことを発見するきっかけになったりもしますから良い事だらけですね!
そして反対に学んだつもりでいても言葉で説明出来ないことは本当はわかっていなかったり演奏でも実際に使うことはできなかったりするんですよね。
せっかく学ぶならどんどん周りにアウトプットして伝えられるかチャレンジしてみるっていうのも大切な学びの方法だと思います。
さらにアウトプットを続けるとあなたの教えるスキルもどんどんパワーアップしちゃいますよ!
わたしはレッスンや講座では小手先のお茶濁しテクニックでなく普遍的な原理原則だと思うことをお伝えするよう心がけています。
ぜひ周りのお仲間や生徒さんへ、自分の言葉に噛み砕いてアウトプットしてみてくださいね!