本番で上手く行かないことがあってすごく悔しい思いをしたなんてことはありますか?
後悔するのは心の中で本当はもっと時間や労力を使えたと思っているからかもしれませんね。
心の底から出来る限りのことをしたと思えるのであれば、失敗したとしても現状で持っている情報や技術や時間の使い方に改善の余地があったという情報が得られるだけです。
何か他に音楽より優先したいことがあったのであれば、それを優先したことを後悔したりはしませんよね。
もしもやれば良いとわかってることをやむを得ない理由で出来なくて悔しいというのであれば、それは計画の立て方に問題があるんだと思います。
これだけの時間しか使えないとなったら必要なことをどうやって組み込むかを実際に可能な形で計画する必要があります。
この曲はインテンポにするのにこれだけの時間がかかる、今回のコンサート時期には自分はこれだけの時間が使える、それで時間が足りなければ本番までにインテンポにならないのは当たり前。
解決するには曲を変えるかコンサートを時間の取れる時期に変えるか、それともかかる時間を減らすよう練習スキルをブラッシュアップするかのどれかです。
そもそも不可能な計画を不可能だと知らずに立てていたら、「出来たはずなのになぜか間に合わなかった」ということになるのではないでしょうか。
「なぜか偶然上手くいかないこと」なんてありえません。
上手くいかないには何かしら正当な理由があります。
上手くいかなかった本当の原因はあなたが思っている「やればよかったのにやらなかったこと」ではなく出来ない計画を出来ると思って立てたことかもしれませんよ。