今日はなんだか練習をする気が起きない…
この演奏会は気乗りがしない…
日々がんばっていればそんな気分のときもたまにはありますよね。
演奏が仕事で「これをやらなければ生きていけない!」というプロの場合はともかく、趣味で楽しみたいというのが本来の目的ならやる気がしないことをする必要はないでしょう。
たとえば、やる気がしない理由の一つとして必要に迫られていないからというのがあるかもしれません。
まだ本番まで時間があるし、これくらい練習したら大丈夫という今までの経験に基づいた見通しもあるし、などなど。
「気乗りがしない」などはお尻に火がついてる状況では思いませんよね。
本当はもっと必要に迫られるまで放っておいても大丈夫だと思っているのかもしれません。
そういうときは思いきって練習はお休みしてしまいましょう。(他人に迷惑をかけない範囲で)
そういうことじゃない場合、するべきことが実は本当に望んでいるものではない可能性も。
本当はソロでの演奏はしたくないけど発表会があるから仕方ない…とか。
そういうタイプの人はアンサンブルならやる気満々になるかもしれませんね。
自分でやると決めたことでなければやる気スイッチが入らないのは自然なことです。
あなたが怠け者なわけでは別にありません。
もしそれでもモヤモヤするなら、気乗りのしないことのイヤな点と好きな点をそれぞれ紙に書き出してみましょう。
それらを見比べて、それでもやりたい気持ちが出てくるならやったらいいでしょう。
もうひとつの可能性としては、単純に疲れすぎていて休息が必要な場合。
これは身体が「やる気なんか出さないで休んでー!」と訴えているのかもしれません。
本当に望んでいて、望んでることを叶えるために練習する必要があって、自分でそれをすると決めたときは、自然にやる気は出てくるでしょう。
あんまり気乗りがしないのに「とにかくやらなければ!」というときも、一旦立ち止まって本当にやりたいことは何なのか自分の心に問いかけてみるというのはオススメです。
立ち止まってみたら意外に2分で答えが出るかもしれませんしね。
考えてみて「今は音楽が一番にやりたいことではない」という結論に辿り着いたときは、思いきってまたやりたくなるまで離れてみるのもありかもしれません。
無理に続けて嫌いになってしまうより、それが長く大事にしていくために建設的な決断である場合もありますよ。