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わかったつもりの知識

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講座で一回だけ体験したり本やメディアで知った音楽の知識、どれくらい実際に使えていますか?

有吉尚子です。こんにちは!

レッスンを継続的に受ける方と遠方からなどで一度だけ単発で受ける方とがいらっしゃいます。

どちらがいいとか悪いとかではありませんが、それぞれの受け方で当然ながら学びの深さと質に違いがあります。

概要を知識として知りたいだけなら単発のレッスンがおすすめです。

理解スピードに応じて段階的に良くなる手順を踏みたければ継続的に受ける必要があります。

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単発の体験では主に継続したときにどんな変化があるかの紹介をすることができます。

しかし今まで自分の中になかった発想だからこそやってこなかったことをたった一度で理解するのは相当の経験と知識と理解力が必要です。

しかもすごく優秀で適応が早い方でたった一度で理解できたとしても、机上の理論ではなく実際に使えるスキルとして動作を行ったり現場でいつでも必要なときに引き出しから出せるよう自分に定着させることは実はかなり難易度が高いことなんです。

しかし、簡単ではないとはいえもちろん不可能ではありません。

プロで長いこと活動している方は知識も経験もあるので、その裏付けとしてスッと理解して自分のものにすることができるケースもたくさんあります。

そういう方は単発で知識を得て自分でどう応用するかを試行錯誤する学び方が向いています。

反対に、新しいことをちゃんと理解してどんな場面でどう応用するか、身に付けるにはどんな手順で進めれば良いか、ということを教わりながらただの知識ではなく使えるスキルとして自分のものにするには、継続的にレッスンを受ける方が適しています。

あるあるなのが、知識だけ得て良いことを知った気分になって帰っても個別のケースにどう活かすか応用するための考え方や、やってみようとしたことが実際にできているかどうかのフィードバックを得られない状況で理屈だけは知っているけど結局使い方はよく分からないまま、なんてケース。

例えば単発でのアレクサンダーテクニークなら頭と首の関節がどうなってるかによって動作の質や効率が変わると説明はしますが、「わかった、わかった!首が動けばいいんですね!」なんて言ってポイントとなる関節とは全然違うところを動かして納得しているケース。

原理は知識として理解できても実際に自分の身体で行うこととは結び付いていない例です。

こういう「わかったつもり」の生徒さんがしばらく後に、アレクサンダーテクニークは知ってるけど全然役に立たない、なんて言ってしまいがち。

実際に知ってるのは原理だけで使い方や自分の身体での応用はできていないなんてすごくもったいないですね。

ソルフェージュやアレクサンダーテクニークに限らず段階的に手順を踏んで身に付けるようなことは継続的に何度か受けないと実際の演奏への活かし方がわからずせっかくのお金と時間がムダになるなんてこと、意外にありがちです。

ドキッとしたら、自分の持ってる知識が本当に使えるものなのか、振り返ってみるのも良いかもしれませんよ!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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