コンサートや講座の後に「勉強になりました」と感想を言い合う光景、よくありますよね。
コメントに困っての社交辞令の場合もあるかもしれませんが、本当に勉強になったと感じている場合、一体どんなところに着目して聴いて何が勉強になったのかを自分ではっきり分かっているでしょうか。
また、翌日なってもその学びをちゃんと覚えているでしょうか。
仕事や日常でも同じことですが、人は一度「いいな」と思ってもどんどん忘れていくものです。
そうでないと脳がキャパオーバーになるので当たり前の反応ですが、すごく良いと感じたコンサートや講座など、またどんなに素晴らしいと思ったことも、時間の経過と共にいつのまにか曖昧な記憶になっていってしまうのですよね。
本当に心に刺激になって覚えておきたいと思っている場合、きちんと自分の言葉にすることはとても役に立ちます。
その場では何となくわかったような気がしていても、いざ備忘録にまとめようとすると意外に覚えていなかったり曖昧なことも出て来るもの。
記録するというのは単にメモになるだけでなく頭の整理にもなるのです。
さらにそれを誰かに教えたりSNS等で発信してみたりすると、伝わるように書くためにより自分の中で理解が進みます。
その投稿などを見た方から質問されたりなど反応があると、質問に答えたりしていくうちに何度も思い出してさらに脳に定着するそう。
ただ「ふむふむ」と情報を受取る人とそれを整理して記録する人、誰かに伝わるよう発信する人、同じ内容を受け取っても学びの深さは全く変わります。
この記事を読んでいるあなたはただ読む人ですか?
それとも自分なりに記録したり実際試してみたり誰かに伝えたりする人ですか?