アレクサンダー・テクニーク 思考と心 身体の仕組み

「絶対やる!」と思うと逆効果

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アレクサンダー・テクニークではやりたいことのための自分への指示としての言葉を「○○をしないように」ではなく「△△をする」と言い換えることをよくやります。

それは肯定形の方が身体に対して意図が通じやすくて動きやすいというのが理由です。

有吉尚子です。こんにちは!

ではより強くやることを思うために「絶対△△しなければならない!」なんて考えるのはやりたいことをするのにより良いのでしょうか。

例えば風邪を引いたりしたときに「絶対寝ていなければならない」と思って横たわっているのと「そうしたいなら寝ていてもいい」と思って横たわっているのはどちらが快適に休めるでしょう。

寝込むほどの風邪なら快適ではないなんて思わずに考えてみましょう。

これ、どちらかというと「寝ていてもいい」の方が気が楽でよく休めるのではないでしょうか。

人は自分からでも他からでもなにか強制されると抵抗するようになっているそうです。

それは性格とか育ちとかではなく、人間に備わった性質なんだそう。

合奏の練習日なんかでも「今日は行かなければならない」よりも「行っても行かなくてもいいけど行くことを選択する」と思った方が行く気になりますね。

より強く「やらなければ!」と思うと逆効果になってしまうのはなんだか不思議ですよね。

これは「○○しないよう△△をする」という言葉には「△△以外してはいけない」
「失敗することは許されない」そんなニュアンスを感じるからではないかと思います。

思考のどこかに禁止や否定の意図があると身体全体の動きやすさが変わってしまうようです。

強制には何かを禁止や否定する意図が含まれているために「やりたくない、動きたくない」なんて感じてしまうのではないでしょうか。

どうしてもしたいことがあるなら「絶対やる!」というのよりは「これをやることを選択する」という考えの方がよりやりたくなりませんか?

強い肯定の表現ならいいかと思うと実はそうではなく、いくつかの選択肢の中から自分で選ぶというのが大切なプロセスなのは興味深いですね。

色んな場面でぜひ試してみてくださいな。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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