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演奏のためのドーピング

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本番でドキドキしているとき、固くなって変なミスをするというパターンもあれば反対にいつもよりスムーズに指が回ってよかったというパターンもあったりしませんか?

なんとか落ち着こうとしたりドキドキが収まるよう努力したりしてしまいがちかもしれませんね。

でもこのドキドキするのはアドレナリンのひとつの作用なのですよ。

アドレナリンは火事場の馬鹿力を引き起こすホルモン。

ものすごいパフォーマンスをするアスリートやミュージシャンはこのアドレナリンの効果をうまく利用しているもの。

たくさん練習したし落ち着いて緊張もせずに迎えた本番で必ずしもうまくいかずむしろ反対に不完全燃焼になってしまってなんだか物足りない、そんな経験はありませんか?

極端ですが緊張しない人には良いパフォーマンスはできないなんて言う奏者もいるくらい。

ドキドキがある方が周りからの情報キャッチもそれに対する反応も良くなるしいいことがたくさんなのですね。

だからアスリートなんかはわざとドキドキするために好きな音楽で気分を盛り上げたり色々工夫するわけ。

せっかくいつも以上の力を出して良いパフォーマンスになるためのエネルギーが出ているのなら使わなきゃもったいない!

もしかしたら薬物なしのセルフでのドーピングみたいなものかもしれませんね!

ということは本番に臨む舞台袖で落ち着こうなんてトンチンカン。

どうせなら思う存分ドキドキしてさらにそれを活用できるように普段からトレーニングしておきたいものですね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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