コミュニケーション ダイアリー 合奏・アンサンブル

生身の人間同士ってすごい

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有吉尚子です。こんにちは!

多重録音の出来るスマホのアプリを知っていますか?

あるアプリを先日知ったので使ってみました。

クラリネットのスタンダードな名曲であるウェーバー作曲のコンチェルティーノを試しにやってみました。
https://youtu.be/6186Zdb88cg

なんだか普段と違うなと思いつつアップしてみたところ、それをみたとある作曲家さんが4分半くらいの作品をやってみて、というお話がありました。

楽譜を見せていただいたところ色んな表情があってテンポも変わったりゆらいだりする3重奏の素敵な曲なんですね。

それで、いざやってみるんですがそんなに激しく複雑なわけではないのになんだかとても難しい!

なぜ?自分のテンポやリズムが変なのかな?と思いつつとりあえず進めてみました。

進めて行くうちに感じたのはパートの役割りが変わったときにその場で交代出来ないってことと、生のアンサンブルだとお互いの呼吸とかアインザッツでゆらぐ場面でも合うものですが、これは最初に入れたパートが他のパートに合わせることができないということ。

普通ならリーダーのパートが1stから2ndに変わったりしてもその時々で主張したりまたはついていったり出来ますよね。

スマホアプリでそれをするには役割りの変わるところで一旦止めて次の部分を次のリーダーのパートから順に録音していく必要があるんです。

またリーダーとついていくパートが分担されていたとしてもお互いに聴き合って寄せ合っていきますが、それが一方通行だとやはりちょっと不自由な感じですね。

じゃあ普通のレコーディングではどうしてたかな?と思ってみると、クリックというメトロノームみたいなカチカチ言うのが流れるヘッドホンやイヤホンをしてそれを基準に合わせていったり指揮者がいたりするんです。

このアプリも演奏時だけ聴こえるメトロノーム機能があるんですが、アッチェルランドしたりリタルダンドがあったりしてはかけっぱなしにはできません。

通常のレコーディングはそういうテンポが揺らぐところはクリックは止めて奏者同士のアンサンブルや指揮者が合わせたりします。

また先に録音されてるパートに後から伴奏やオブリガードを入れる場合は、完全に入ってるものに合わせるだけでこちらがアインザッツを出したりはしないものです。

今回やってみて、生身の人間同士でやるアンサンブルってやっぱり快適だし聴き合って刺激し合ったり調整し合えるって楽しいことだなというのを再確認したのでした。

なんて色々書いてますがこのアプリがダメってことでは全然なくて、リードするパートが変わらない曲なら楽しく使えると思います。

別の曲でやったら新たな何かを発見するかもしれないのでまたやってみます!

無料で色々出てるので気になったら試してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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