レッスンでこれからの練習に役に立つ新しい奏法を知った。
試してみて良さそうだなと感じることもできた。
でも家に帰ったらレッスンで出来たはずのことがまた出来なくなっている、という経験はをしたことのある方は多いのではないでしょうか。
新しいことをただ知るのは一瞬で出来るし、その場ですぐに試すことも出来るでしょう。
でも自分一人になったときに、意図した通りのことができるようにならなければ意味がありません。
新しいことを知って良さそうだと思っても、それだけではまだ身についてはいないのです。
使えるスキルにするというのは、とっさのときに出て来る慣れた動作にするため新しい習慣を作ること。
新しい良さそうな動きは、習慣になるまで繰り返して慣れていく必要があります。
もしかしたら慣れていく過程でおかしな方向にずれてしまっていないか確認のために再度レッスンを受けたくなることもあるかもしれません。
上手く習慣化できず新しいことをやっているつもりで無意識のうちに以前からの習慣的な動作になってしまい「わかってるはずなのに出来ない」ということはよくあるもの。
「わかっていること」と「出来ること」は違います。
わかっていることを出来ることにするためには、時間もそれなりに掛かるのが当然。
だからレッスン後に自分で習慣にするまでが新しいことを身につける過程なのです。
せっかくレッスンを受けるなら、ただ知るだけでなくぜひとも使えるスキルにするところまでやってみてくださいね!