楽譜の中で3連符や2拍3連のリズムが出てくると戸惑ったりこんがらがったりしてしまうもの。
今回は2と3の噛み合わせを整理するために、通勤電車で出来るリズムの練習シリーズとして2拍3連を正確に演奏するためのトレーニングをご紹介します。
2拍子と3拍子をそれぞれ練習してからその二つを重ねる、という練習はよくあります。
でもそれではなかなかうまく重なることって少ないのではないでしょうか。
2拍3連のときは噛み合わせがややこしくて戸惑っているのです。
2拍子と3拍子それぞれ単独で正確に叩けても、組み合わせた時のイメージがわかないことが問題なのでしょう。
こういうときは初めから噛み合わせるための練習をすると整理されやすくなるのでおすすめです。
手っ取り早く組み合わせたものを楽譜にしてみるとこうなります。
2つのリズムを組み合わせたものを合成リズムと呼びます。
それでは試しに、一番上の2拍子ビートを時計の秒針に合わせてカウントしながら、一番下の組み合わせたリズムを指でトントン叩いてみましょう。
すっかり慣れるまでしつこくチャレンジしてみてくださいね。
それができたら今度は組み合わせたリズムの丸で囲んだ音を抜いて叩いてみましょう。
実はそれでもう2拍子に合わせた3連符になっているのです。
2拍3連はこういう構造になっています。
楽譜に出てきたときには「ややこしいリズムだ!」と思って身構えず、合成リズムで考えてみるとすっきり理解でき、また正確に演奏できるのでおすすめですよ!
これはダルクローズリトミックでよく使われるソルフェージュのトレーニングの一つです。
ぜひ取り入れてみてくださいね!