コミュニケーション ソルフェージュ 合奏・アンサンブル 練習

電車でリズムの練習

何通か前の記事で腕時計で出来るテンポキープの練習をご紹介しましたが、試してみましたか?

意外と難しいはずなので焦らず毎日少しずつ積み重ねてみてくださいね。

有吉尚子です。こんにちは!

「もう出来るようになったよ!」という方にはちょっと発展系で、リズムの練習を試してみましょう。

必要なのは左右の指一本ずつと秒針のわかる時計。

まず左手の指一本でテンポ60を秒針に合わせながらどこかにトントンしてみましょう。

常に時計を見続けなくてもカウントしていられるようになったら、そのカウントは続けながら右手の指でリズムをトントンやってみます。

最初は簡単にこんなリズムがいいでしょう。

8分音符がヨレないよう正確に一拍を二等分出来ているかよく注意してみてくださいね。

遅れたり走ったりしないでビートとリズムができたら今度はさっきリズムをやってた右の指でビートをトントンして、反対の左手の指ではさっきとは別のリズムをやります。

例えばシンプルにこんなのを。

それも安定して出来たら次はちょっとレベルアップ。

左右それぞれやったリズムを同時に組み合わせてみます。

どうですか?

意外に難しいでしょう。

テンポが走ったり遅れたりせず一定に進んでいるかどうかも注意しながらやってみましょう。

もしこれもできたら、次は左右の手を反対にして同じことをしてみます。

これはリズムをやりながらテンポをブレないようキープすることと、同時にいくつかのリズムを把握することで仲間の演奏してる旋律を自分も吹きながら把握する練習になります。

相手がどんなことをやってるかわかっていたらリズムの噛み合わせだけでなくアンサンブルがしやすくなりますよね。

ぜひやってみてくださいね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 著書『音大に行かなかった大人管楽器奏者のための楽器練習大全』(あーと出版)を2023年8月に発売。Amazon「クラシック音楽理論」カテゴリーにて三週間連続ベストセラー第一位を獲得。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。管楽器プレーヤーのためのソルフェージュ教育専門家。クラリネット奏者。

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