ソルフェージュ 合奏・アンサンブル 練習

チューナーでハーモニーが合わないわけ

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ハーモニーを合わせる時に全員がチューナーでぴったり真ん中!そんな時の響きって綺麗だと思いますか?

有吉尚子です。こんにちは!

今日は和音を合わせるときのお話です。

オーケストラや吹奏楽、アンサンブルなどで和音を合わせるとき、どんな風に合わせていますか?

まずユニゾン(同じ音のひと同士)は合っておきたいですが、ハモっている音程もありますよね。

そういうとき、チューナーを見ながら全員がぴったり真ん中になるように合わせたらどうなるでしょう?

これ、実は濁った響きになるのです。

チューナーでぴったり真ん中ということはオクターブを半音ずつ12個に均等に割った音程になってしまいます。

でも、自然の倍音で本当に合う共鳴する音程というのはオクターブの均等割りではなく少し歪んでいるのですね。

どう歪んでいるのでしょう?

そこまではわかっていなくても問題なく演奏できるので大丈夫。

その歪みを意外と簡単に感じられる実験があります。

ピアノでドとソを鳴らしながらミを声のハミングで入れてみて、濁りのないぴったりなところを探してみましょう。

ピアノがなければスマホのアプリなんかでもいいですよ!

濁りというのは音のうねりのことですね。

うねりのなくなるポイント、それは自然の倍音に溶け込んだ響きの澄んだ音程です。

それが見つかったら、今度はピアノでミを弾いてみます。

そうすると…ずれていますよね?

ハミングのミとピアノのミは違うはずです。

ピアノがどうして自然の倍音で並んでないかというと、管弦楽器のようにその場で調律を微調整できないからです。

自然の倍音は調によって少しずつちがうので、どの調のときも「それなりに」合うようにあらかじめ均等に濁りを分配して折り合いをつけよう、というものなんですね。

それを平均律といいます。

反対に管弦楽器で出せる濁りのない和音は純正律といいます。

ま、名前はどうでもいいのですが、せっかくその場で微調整ができ澄んだ純正な和音が作れる楽器を演奏するなら、ピアノやチューナーに頼らず自分の耳を使ってハーモニーを合わせたいですよね!

ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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