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歌ってみるときのコツ

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合唱を取り入れている吹奏楽がとても綺麗にハーモニーを作れるということでしたが、ただ単純に声で合わせて曲を通してみれば良いというものではありません。

耳を使わず自分のパートだけを単旋律で追いかけたりしていてはわざわざ声でやってみる意味がないですからね。

有吉尚子です。こんにちは!

歌でハーモニーのトレーニングをするときに着目したいポイントはどんなところだと思いますか?

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まず、全体でどういうハーモニーが鳴っているのか把握することです。

そしてチューナーではなく自分の耳で、ハーモニーが純正になって透き通っていくポイントを探してみましょう。

次々に色んな和音に移らず一つの和音だけで合った時と合っていない時の違いを体験するのもいい練習になります。

音程コントロールは楽器でやるより声の方がずっと簡単なのですぐに感覚がつかめるはずですが、そのハーモニー作りの手法としてとても簡単でオススメな「分離唱」というのがあります。

これは佐々木基之さんという音楽の先生が始めたメソッドで、和音の中で一つの音だけを取り出して歌ってぴったりハマるポイントを耳で探す練習が土台になっています。

ぴったりハマるポイントは長三和音なら3度は13.69セント平均律の真ん中より低く、5度なら1.96セント高くしたところですが、そんなことを全部のハーモニーで演奏中に考えてコントロールするのは実質不可能です。

それにチューナーで調べてこの運指ならぴったりだ!なんていうのを決めていても根音の奏者がその日の都合でほんの少し高めや低めに来たらもう対応できなくなってしまう、なんてこともバカバカしいですね。

頭でっかちに理論だけ知っていても実際の演奏で使えなければ知らないのと同じですし、理論は知らなくても実際に現場で使えればそれでいいわけです。

分離唱では理屈ではなく耳で聴いて自分で気持ちいいと思うポイントを探すことでお互いの音の傾向やその日の状態なども含めてお互いに反応し合いながら純正なハーモニーを作る、ということを大事にしているそうです。

そもそも耳で聞いて気持ちいいというのを理論化したものが音楽理論なので先に理屈だけ生徒さんに教えてしまっても中身が伴わないと意味がないんですよね。

せっかく合唱をやるならただ曲を通すだけでなく分解して丁寧に楽器を使っては普段できないようなところを見ていきたいですね。

分離唱、興味があれば調べてみてくださいね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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