皆さんは印象に残っていて憧れる奏者っているでしょうか。
有吉尚子です。こんにちは!
もしいたらその人を、いなければ身近で一番うまいと思う奏者を思い出してみてください。
自分の演奏の録音を聴いた時や録画を見た時に、その人との共通点は何か見つかりますか?
その人のように演奏したい、という思いがあれば多かれ少なかれミラーリングで姿勢や奏法やセッティングなどマネをしてみようという意識があると思います。
そしてその魅力って演奏そのものや楽器の扱いだけではなく、立ち振る舞いや話し方や動作なども含んだものではないでしょうか。
そんな「良いな」「憧れだな」と思うことを取り入れるのはたとえ無意識でやっていても習慣として自分に残って蓄積されて行きます。
目標になる奏者の演奏会には足を運びましょう、というのはそういう意味でも有意義ですね。
そう考えると、自分が教える時やアドバイスを求められた時にどんな風にふるまってるかも考えたくはならないでしょうか?
やたらと求めてないダメ出しをしてくる人や悪態ばかりついてる人はいくら楽器の扱いが上手くてもマネをしてみようとは思えませんからね。
ご自身が憧れる奏者はどんなところが素敵なんでしょうか。
きっと出ている音だけではないでしょうね。
上手くなってほしい人がいる時には自分ならどういう人から影響を受けたいかを考えてみるのは自分の上達にも役に立つかもしれません。