前回の記事では普段と違う本番でのみ出てくる思考のひとつとして「音を出すのが怖い」なんていうのがあるのでは、というお話でしたね。
有吉尚子です。こんにちは!
大切な本番ほどよく考えてしまう言ってしまえばありがちな思考「音を出すのが怖い」は、どこから来るのでしょうか。
たとえば音を出したことでマイナスになることってどんなことが思い付くでしょうか。
「ミスをしたら睨まれる」
「下手だと思われる」
人によって違うでしょうが例えばこんな思考があるかもしれません。
何かこれが気になるということが出てきたらそれをさらに掘り下げてみます。
それによって起こりうるさらに悪いことには何があるだろう?
「仲間に嫌われてしまうかも」「もう一緒にやってもらえないかも」専門家であれば「仕事に呼ばれなくなって生きていけなくなるかも」なんてこともあるかもしれませんね。
掘り下げ切ったなと思ったら次のステップです。
最悪のことになったとして、それに対して今のあなたはどんな対処ができますか?と自分に尋ねてみましょう。
「嫌われてしまっても誠実に向き合えば関係の修復は可能だ」
「もう一緒にやってもらえなくなったら別の仲間を探そう」
「仕事がなくったらアルバイトをすれば生きていける」
などなど、些細なことでもくだらないと思わず具体的に出来る限りたくさん可能な対処法を書き出してみます。
最悪の事態になったとしても意外に大丈夫なことがわかるのではないでしょうか。
気になって避けようとしてることは漠然とした恐怖感であるより具体的で対処可能な懸念事項である方が、とっさの反応が必要な場面で対処しやすくなるものです。
こういう思考の整理はひとりでやるとグルグルと堂々巡りをしてしまいがちなので、信頼できる人からのサポートのあるときにやるのもオススメですよ!