1時間しかないお仕事の昼休みにカラオケまで行ってたった15分だけでも音出しをしたり、
家族のご飯を用意してから練習に出かけたり、
子供が寝てるスキを見計らって譜読みをしたり、
本当は疲れてて早く眠りたいけれど一日の終わりに指練習だけでもと頑張ったり、
音楽をやるために日々たくさんのことを無理を承知で調整しているのではありませんか?
ではそれでも上手くいかないパッセージがあるのは、まだ努力が足りないからなのでしょうか。
いえいえ、努力が足りないなんてとんでもない!
あなたはもうすでに充分頑張っていますよね。
出来ることで思いつくことはやり尽くしているはず。
それでも今以上に上手くなりたい音楽を掘り下げたいという情熱があるのってすごいと思うのです。
そんな大変な日常に埋もれてしまわずに演奏を続けるガッツのある音楽好きな方は、もっと頑張るよりもむしろよりラクをして手抜きして、それで上手くいく方法を探す方が健康的だし建設的なのかもしれませんね。
苦しんだらその分だけ上手くなるならまだしも、音楽ってそういうものじゃないのが悲しいところ。
努力は裏切らないなんてウソ。
的確じゃない練習はあなたを裏切るのです。
いくら苦労したからってどんなに頑張ったからって、結果に結びつかなくては絶望的な気持ちになりませんか?
「あんなに頑張ったのに上手くいかなかった」
ではせっかくのやる気もどこかへ消えちゃいますよね。
もう「アレもコレもとにかく頑張ってやる!」なんていう体育会系は無理ですからやめましょうよ。
せっかくならもっとやった努力が結果に直結するようにしませんか?
今よりずっと楽に必要なことをこなせる手順があるなら知らないでいる手はない!
本当に自分に合った練習方法は自分で見つけてしまいましょう!
そうしたら「こんなに大変なのに上手くいかない」が「ラクしてこんなに上手くなっちゃうの?!」に変わりますよ。
そのために必要なのが、
自分に合った奏法を探すことや、
音符を追いかけるだけでないストーリーを読み解く譜読みの方法を知ること、
響きを正確にモニタリングする耳の使い方を身につけること、
などなど基礎スキルなのです。
基礎スキルがなければ
やみくもに「良い」とされることを片っ端からやる!
とにかく繰り返す!
それくらいしか出来ることがありません。
だって自分に何が合ってて何が合っていないのか、本当に思ったように演奏するために何が必要なのかを知らないのですから。
そんなのはもったいない!
せっかくやりくりした貴重な時間、ただ当てずっぽうな練習にあてるのではなく、もっと有効に使いたいですよね。
努力したことをあなたの本当にやりたい演奏に繋げるために、その繋げ方や練習の組み立て方を学んでしまうのは後々の助けになるはずですよ!