「個人レッスンってどんなものなんだろう?」
「難しそうだけど自分のレベルでついていけるかな?」
「言われたことを出来なかったら嫌だな」
そんな風にレッスンが気になってはいても、一歩踏み出す勇気を持てない方も多いでしょう。
今回は実際のレッスンで取り上げることをご紹介しましょう。
通常わたしのレッスンでは、大きく分けて3つの柱を軸に進めています。
その軸とは、
楽譜から読み取れることを増やしてどう表現したいか考えるための【アナリーゼ】
心身にムダな負担をかけず、長く快適に演奏するための身体と思考のコントロールである【アレクサンダー・テクニーク】
仲間と合わせる時にどんなところに注意して聴き合うか、そして自分の練習の精度を上げるための耳の使い方を学ぶ【ソルフェージュ】
この3つです。
アナリーゼでは、その時の講師など特定の誰かの歌い回し方をマネするのではなく自分で考える力をつけることを大切にしているので、同じ曲でも生徒さんによって解釈は違ってきます。
アレクサンダーテクニークは、いくら自分がどう演奏したいかが明確でも思ったように楽器と自分をコントロール出来なければイメージ通りの音は出せないので、身体や心の仕組みを正しく知ってコントロール精度を上げつつ教える立場になったときにも役立てられる知識とスキルを育てます。
ソルフェージュでは、どこに合わせたら良いのか、特に誰の音を聴いたら良いのか、正確な音程やリズムを表現するにはどうしたら良いのか、という聴くスキルをレベルアップさせることでしっかり基礎を作ります。
この3つはセットで学ぶことでスキル習得のスピードが上がるので、各要素必要なことを取り上げながら進んでいきます。
レッスン中は音の並びから何を感じたか、また心と身体についてや聴こえたものについて何度も「どう思いますか?」と質問をされますが、正解がある問いではないのでその時に感じることを自分なりの言葉にしてみます。
そうすることで音楽や奏法、音の違いを感じ取る感覚を研ぎ澄まして行きます。
また感じたことを言葉にすることで一人で練習するときなど、レッスンで出来たことを再現できるように明確にして持ち帰っていただきます。
日本の学校教育では正解を与えられるスタイルの授業が多いので、自分の頭で考えさせられるレッスンは初めは戸惑う方も少なくありません。
でもそうやって先生任せで言われるまま従うのではなく自分で判断する軸を作っていけば、持ち帰ってからも自分自身でどんどん試行錯誤を続けていくことが出来るのです。
わたしも過去にたくさん経験してきましたが、通常の楽器レッスンでは楽器コントロールの部分と先生のマネが多くなりがちなので、かなり違った内容に感じられるでしょう。
ご希望によってはスタンダードな聴き取りや書き取りや新曲視唱なども取り入れていますが、実際の演奏に活かすことがゴールなので演奏の中での耳の使い方を学ぶため楽器を使ったレッスンやゴムボールなどを使って身体の動きから学ぶ方法も取り入れています。
盛りだくさんなので毎回全部はやらずに、回を分けたりなど確実に消化できるスピードで進めています。
それぞれのペースで進められるので、「ソルフェージュや理論はやったことがなく初めて」という方も心配は要りません。
初めてのことが出来ないからって怒られたりすることはないし、理解できるまで同じことを何度尋ねても問題ありませんのでご安心くださいね。
「基礎をしっかりやるために音大に社会人入学しようかな?」という方にも、大学より短時間・低価格で実践的に学べるのでおすすめです。
個人レッスンは枠が少ないため受け入れをしていないことも多いですが、みんなの演奏研究室ではワンポイント個人レッスンが受け放題です。
チャレンジしてみたい方はぜひ実際に体験しに来てみくださいね!