アレクサンダー・テクニーク 思考と心 練習

音出しのタイプによる上達度の違い

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朝イチで音出しをするときにも上手くなる人とそうでない人は違ったやり方をしてるのです。

・マウスピースや頭部管だけでとりあえず音を出す

・楽器付きで何となくパラパラと吹いてみる

・部屋の広さや気温湿度を考えてどんな音でどんな残響になるか注意して聴きながら吹く

あなたはどのタイプでしょうか。

3つ並んでいるとどれが良さそうか想像がつくかもしれませんね(笑)

でもどれもちゃんと意図があれば間違いということはありません。

よくあるパターンでちょっと音出しを聴いただけで「あんまり上手ではなさそう」という感じがしてしまうのがとにかくパラパラ吹いてみる場合。

吹いている本人が出ている音をよく聴いていないために、鳴らない音があったり指が転げていて音の長さが全部違っていたり音量にばらつきがあったり、そんなデコボコな不具合をそのまま疑問もなくスルーして別の音形を吹き始めるパターン。

はたから聴いていると「どうしてそれで平気で違う音形に移る気になるんだろう?」という音出しをしていることって往々にしてあるのですね。

鳴らない音があれば仕掛けや楽器の不具合を疑う必要があるし、

音の長さが均一にならなければ指やキーやタンポの具合がなにか変なのかもしれないし、

音量にばらつきがあるならなにかしらブレスコントロールが上手く行かない理由があって改善する必要があるはずだし。

そういういつもと違うことや演奏に差し障りそうなことを早期発見して対処するのも音出しの目的です。

何も注意して聴かずにむやみやたらに音を出すのは暴走族が交差点で意味もなくバイクをふかすのと同じ。

音出しというのはその日の自分や楽器のコンディションを調べたり、動きに慣れて響きを増やしたり、会場の音響に慣れたり、という意味があってするもの。

何にも考えてないなら何の効果も情報も得られるはずはないし、何も聴いていないなら音響なんてわかりようがありません。

意味のないことをして時間を無駄にするだけでなくロクに音を聴かない習慣を作るということになってしまうのです。

おまけに隣近所で練習してる仲間に迷惑だったりしたら最悪ですよね。

まずは何が知りたくて何のためにその動きをするのかを明確にする、とっても大切なことですね。

あなたは普段、どんな音出しをしていますか?

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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