今日はいつもの記事のように趣味で音楽を楽しむ方向けではなく音楽家として生きていこうとする若い女性奏者へのエール記事です。
夢を持った若い奏者と、そんなプレーヤーたちを「応援したい」と思う全ての方に読んでいただけたら嬉しいです。
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あなたはきっと小さい頃から音楽が大好きで、それを一生続けていくことを夢見て今まで必死でプロを目指して生きて来たのでしょう。
同世代の友達が、仲間同士で遊んでいたり休日に家族がくつろいでいたり彼氏を作ってデートをしてるときにも、あなたは毎日何時間も練習をして毎週厳しいレッスンに通って、たくさんの時間とお金をかけてものすごく努力をしてきましたね。
そうして努力を積み上げてきて「さあ演奏活動を始めよう!」とSNSやブログなどで情報発信を始めると必ず出会うのが応援を装ったセクハラとパワハラ。
「今度コンサートにいきたいな」
「誰々に紹介してあげるよ」
そんな一見したところ応援のようなメッセージやコメントをもらうと「実力が努力が認められた!」と嬉しくなるかもしれません。
本当に応援してくれる人は、コンサートにお誘いしたらちゃんと約束通り来てくれます。
さらに演奏のどこが気に入ったとか、今度はこんな曲が聴きたいとか、音楽のお話が楽しくできるでしょう。
音楽を通してそんな関係に出会えるなんて素敵ですよね!
でも。
反対にいつまでも姿を現さずに
「今度はいつコンサートなの?」
「その前にご飯でもどう?」
「もっと交流しませんか?」
そんな気持ちの悪いメッセージやコメントを送ってくる人は、コンサートにはまず来ません。
音楽ではなく若い女性にちやほやと丁寧に対応してもらうことに興味があるだけですから。
そういう人はあなたを音楽家としてではなく、「構ってくれるかわいい女の子」として見ているのです。
(若い女性はみんなかわいく見えてるので、はっきり言ってあなたの外見は関係ありません)
コンサートに一回行ってもせいぜい3000円程度なのに、それさえ払わずに無料キャバクラとして利用してるのです!
そんな人は絶対に相手にしちゃいけません。
あなたの貴重な時間を奪われて、しかも不快な思いをするだけです。
他で会ったこともない、いつかコンサートに行くと言いながらちっとも演奏を聴きに来ない見知らぬ人と、タダでデートをしてしまう奏者はいないと信じたいものです。
そもそも外見を褒めるだけの無意味なメッセージやコメントにいちいち丁寧に返事をするのは正直面倒ではありませんか?
その気乗りのしない作業をこなしても、将来の演奏仕事に繋がるわけでもなく、あなたの演奏のファンが増えるわけでもない。
ただの時間の無駄です。
そんな時間があるなら、本当にあなたを応援してくれる家族や恋人やファンと交流する方が、ずっとあなたの人生を豊かで明るく楽しいものにしてくれます。
「そうかもしれないけど、どうやってかわせばいいかわからない・・」
と思うかもしれませんね。
はっきり言って、そんな相手には返事さえしなくて良いのです。
フェイスブックのようにブロック機能があるなら迷わずブロックしましょう。
最初から相手にしないならブロックしたって逆恨みを心配する必要はありません。
ほんの1回や2回迷惑メッセージやコメントを送った相手に、他の連絡手段を調べてコンタクトとろうとしてくるほど向こうもヒマではありませんし、実際そこまで興味も持っていません。
もし他の連絡手段を探して執着してくるならストーカーですからまずは警察に行きましょう。
そしてもう何回か返事をしちゃったという場合には、次のメッセージに「コンサートのお問い合わせはこちらの連絡先にお願いします。それ以外のご用件には今後対応いたしかねます」と親やプロデューサーや信頼できる人に頼んでまかせてしまうのも一つの手段です。
そんな迷惑行為に現在進行系で悩まされてる女性奏者に覚えておいていただきたいことが2つあります。
1つは、SNSであなたに絡んでくる変な人への対応は他のSNS利用者すべてが見ているということ。
本当の友達やファンは「変なのに絡まれちゃって大変そうだな。大丈夫かな?」と思って見てくれていますが、コメントやメッセージで直接連絡はしてこないことがほとんど。
反応のない大多数の人は、あなたを本当に応援して心配して見守っているということです。
それからもう一つはちょっと厳しいお話ですが、あなたが無料キャバクラをやると同業の若い女性奏者みんながそれをしてくれるものだと相手がそして対応を見ている人が思ってしまうということ。
迷惑行為をちゃんと断るのは、あなたの人生と志を守るだけでなく、周りの仲間に迷惑が及ばないようにすることでもあるのです。
最後にもう一度、本当にあなたを応援してくれる人はあなたを無用に煩わせたり時間を奪ったりしません。
親や友達や音楽仲間など、何の連絡もない身近な大切な人こそ本当に大事にしてくださいね!
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この記事を読んでる方は、応援している奏者がそんな迷惑を体験しているのも目にする機会が少なくないでしょう。
そんなときはぜひ、この文章を添えて迷惑行為に屈しないよう励ましてあげて下さいね!