ベースラインや伴奏は無表情で淡々と演奏する方がいい、そんな風に思いますか?
有吉尚子です。こんにちは!
場面によってはソリストがたくさんルバートした後に戻ってくる基準としてしっかりテンポキープしていた方がいいこともありますよね。
バンドでのセッションなんかではドラムが旋律の揺らぎに合わせて揺らいでしまったらバンド全体は訳のわからないことになってしまったりもするでしょう。
そういうこともありますが、オーケストラやアンサンブルでは盛り上がったところから解決する瞬間なんて全員で呼吸を合わせて「せーの、よっこいせ」とやる場面もありますね。
刻みの伴奏音形でも旋律が前に進みたいフレーズなら少しだけ進み気味に演奏することもあるし、終わりに向かって緩みたいならそれに付き合うことだってあります。
そういうのを一切無視して淡々と演奏されてしまうと旋律はとっても吹きにくいんですね。
やっぱりベースラインも伴奏も和声の進行がどうなってるかアンサンブルがどう動きたいのかそんなことも知っていて聞き合いながらお互いに寄り合う必要があるものですね。
その方が伴奏だからと何にも考えず淡々と進めたりただ旋律パートに付いていくよりも演奏するのがずっと楽しくなりますよ!