新しい楽譜を見たときや難しそうな曲をやることに決まったとき、ついつい「やばい!」「無理だよー」なんて思ってしまってはいませんか?
自分にかける言葉は自分の行動にも影響するもの。
「無理だ、できるわけない」と思って練習する場合と、「正しい手順でやればできるはず」と思って練習する場合では進み方や効率も変わってきます。
人の脳は見つけたいものを見つけるようにできているそうで、自分にはできないと信じてる場合は時間が足りないとか、才能がないとか、練習場所がないとか、指が痛いとか、お腹がかゆいとか、眠いとか、何かしら上手くいかないことを正当化する理由を見つけ出すのだそう。
反対に「ちゃんとした手順で進めればできるはずだ」と思ってる場合は、上手く行くはずだから時間を少しやりくりしてみるとか、出来るようになる方法を探すとか、その方法を知ってる人に尋ねるとか、出来るようになる方向に自然に動くことができるそう。
第一やればできると思うのとやってもできるわけないと思うのは練習する時の気分も違うでしょう。
もしも、「自分には出来るはず!」と思えないって場合も、「できるからやってみよう」と建設的な言葉を言ってみるだけでもいいかもしれません。
口に出した言葉は耳から入って繰り返すうちに本当のような気がしてくるものですから。
そして「やっぱりできない」などの自分を否定する言葉は口に出さないというのも大切。
自分にかける言葉は自己暗示になってしまって、上手くいかないと言い続ければそれが本当のような気になってしまいます。
できるのが当たり前と思うか、できないのが当たり前と思うか、そんな小さな違いが結果に結びつくなんてちょっと面白いことですね。
あなたは普段練習するときに自分でどう思っていますか?