音楽理論や奏法などの知識、「知らないより知ってる方が良い」と思いますか?
実は知ってるだけで実践の伴わない知識なら「知らない方がマシ」という側面もあるのです。
どういうことでしょうか。
知識やスキルって一回知ったり身につけたらもう充分ということはほとんどなく、段階によって同じことから何度も気付きを得たり改めて出会い直すことでスキルが更新されたりするものです。
何度読んでも違う見え方をする「本」に似ているかもしれません。
それなのに実践しないでそこからの新たな疑問や気づきの無いまま出会い直したとしても、「あーそれね、知ってる知ってる」「聞いたことあるからもういいや」そんな風にもうちゃんと向き合うことが出来ず、機会があっても聞き流し読み流しをしてしまったりするのです。
それに比べたら知らなかったことを新たに知って、チャレンジしてみたり刺激を受けたりすることができる方がずっと学びの質が高いのは明らかでしょう。
大人になるとわかったつもりで実は身になっていないことは増えてくるのではないでしょうか。
知ってることでもそこからまた新たな気付きが得られたり、実際にやってみる前は理解できなかったことがやってみた後ではわかるようになっていたりするのはよくあることです。
それは知ってるつもりでスルーしてしまう人には得られない質の高い学びです。
もう一度改めて知るチャンスを活かすか殺すかは自分次第。
ウェブサイトや本などから仕入れた知識、ちょっとかじって知ってるつもりになっていませんか?