オーケストラの中で出てくるソロのフレーズや発表会での曲、CDやコンサートで聴いた演奏家の歌い回し方をマネしてみたことってありますか?
真似するのは色々な意味でとてもいい練習になるのでオススメです。
せっかくチャレンジするならざっくりなんとなく雰囲気をマネするのではなく、細部まで細かくコピーしてみましょう。
・どの音がどれくらいテヌートされているのか
・ゆっくりした分を取り戻して前に向かってるのはどの音からか
・ダイナミクスはどの音からどうかかっているのか
・音色の変化はどうなっているか
その他、影のようにピッタリ合わせて吹けるまで、可能な限りの要素を自分で聴き取って再現するのです。
よく耳が訓練されてないと細かいニュアンスは聴き取ることができないでしょう。
コピーしようとするとそこでまずソルフェージュのトレーニングになり、聴き取ったことを再現するためのニュアンス操作でブレスや響かせ方の繊細なコントロールのトレーニングにもなります。
さらに解釈のひとパターンとして自分の中にストックすることもできるでしょう。
短いフレーズのコピーだけだって、きちんと行うとかなり勉強になるものです。
CDだけでなくレッスンのときに目の前で先生に吹いてもらってそれをコピーしようとしたら、生音の方が情報がたくさんなのでもっともっと勉強になります。
「どう歌えばいいのかな?」と迷ったときは、潔く良いと思った演奏をマネするのも悪くないものですよ!