アレクサンダー・テクニーク 思考と心 練習 身体の仕組み

指の動きを勘違いしてませんか?

速いパッセージで指回りが上手くできないという場合、もしかしたら指の動かせる場所を勘違いして動かないところを一生懸命動かそうとしているということがあるかもしれません。

今回はそんな例をご紹介します。

有吉尚子です。こんにちは!

ひとつめ、手のひらを見てください。

指の付け根ってどこでしょう?

実は先端から3番目のシワのよってる部分ではないのです。

手相で感情線と呼ばれる横の線、ここが指の付け根です。

先端から3番目のシワのところは指の骨の途中ですからそこを動かそうとしたらちょっと不自由な感じがしませんか?

手を横から見たら一目瞭然ですが、指の動きの起点はここなのですね。

本来の関節と見せかけの関節、両方動かしてみて快適さを比べてみましょう!

スピードも動きのストレスも疲れ方も全然ちがいますよね。

他にも手首も指回りに関係しています。

バイバイの動き、おいでおいでの動き、これは手首で出来ます。

でも手のひらと甲をひらひらと裏表させる動作、これは手首の動きではありません。

ひじ関節の動きなんですね。

ひじが関わる運指はこの記事に詳しく書いています。

無意識でうまくいっているときは問題ありませんが、楽器の練習など意識的に動作を行う場合に、動かないところをむりやりに動かそうとすると、人間の身体は優秀ですから構造的に無理でもそれを行おうとします。

でも。

動かないようにできている部分は頑張ってもやはり動かず、ムダに疲れたり痛くなったり、それでもさらに動かそうとすればケガをしたりします。

レッスンのときに「指が動きにくい」という生徒さんに「どこを動かそうとしてますか?」と訊いてみると、動かない部分を関節だと信じてそこを動かそうと努力している、というパターンも結構あるのです。

これではいくら時間をかけて練習してもやりにくいはずですね。

身体の構造を正しく知っているというのはそういうムダを省いたりケガを防いだりできるという点でとても役に立ちますよ!

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