アナリーゼ ソルフェージュ レッスン 音楽理論

知らないものはイメージ出来ない

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「いつも棒読みのような演奏になってしまって、歌うってどうしたらいいのか悩んでいます。」

というお悩みはまずはどんな風に表現したいかの手がかりになる楽譜をよく読んでみる、というのがとても助けになります。

有吉尚子です。こんにちは!

さらに今回は、もう一つのヒントをご紹介します。

楽典や和声など音楽理論を知って楽譜をよく読んだあとで、「ここは盛り上がった表現にしよう!」なんて思ったとします。

そのときにあなたは盛り上がった表現についてどんなイメージのバリエーションを持っていますか?

・怒るような

・急ぐような

・緊張が張り詰めていくような

・幅広くなるような

・柔らかく大きくなるような

・鋭くなるような

まだまだあるでしょうが、たとえばこんな風に色んな盛り上がりがありえます。

言葉にするならちょっと考えるだけでも結構出て来るものですね。

そして楽譜の前後関係からその部分がどんな場面や表情なのかはある程度想像できますが、自分が今までに接したことのない表情や表現はイメージできないのではないでしょうか。

楽譜をどんなに読み込んでも聴いたことのない表現は自分でやってみようなんて思いもしないかもしれません。

そういう意味で人生の色んな経験を積んでいることや本や絵画など異分野から刺激を受けてきていることは大人の強みでもあります。

誰でもそうですが、知らないことは想像出来ません。

そしてそういう表現のサンプルに直接的にたくさん触れられるのはコンサートやライヴですが、身近でリクエストに応じて色んな音を聴くことができるのは普段のレッスンが一番のチャンスでもあります。

色んな解釈のサンプルを聴く機会として先生に「ここは例えばどんな風に演奏するか聴かせてもらえませんか」なんて尋ねることができるのはレッスンを受けている方の特権とも言えると思います。

コンサートに出かけたときも指回りがどうとか音程がとかそんなことばかりでなく、その人が作品をどう解釈してそれをどんな風に表現するのかというところに目を向けるとより充実した時間にできるかもしれませんよ。

ピンときたらぜひ取り入れてみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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