通勤電車の中でやってみよう!シリーズで、今回はアレクサンダーテクニークの実験をご紹介します。
通勤電車では座れなくて立っていたり、ぎゅうぎゅうで押されてしまったり、揺れてよろけたりしてしまうもの。
そんな状況でこそ、今回ご紹介する実験は試しがいがあるかもしれません。
それでは早速チャレンジしてみましょう!
【実験その1】
「絶対その場から動かないようしっかり身体を支えるぞ!」と心に決めます。
どんなに押されても揺れてもその場所から微動だにしないよう踏ん張ってみましょう。
その「絶対動かないモード」でどれくらいその場にいられるか、そのときの呼吸の具合や身体の快適さはどうか、自分で観察してみましょう。
【実験その2】
「その場に立っているために足首・膝・股関節・骨盤・お腹・背中・腕首頭が全部が自由に動けてバランスを取り続ける」と思いましょう。
さっきと比べてその場にいるための労力はどんな風に違うでしょうか。
呼吸の具合や身体の快適さはどうでしょうか。
呼吸や快適さだけでなく周りとの押し合い具合やイラ立ち具合なども違うのではないでしょうか。
実験はこれで終わりです。
この2つのモードの違いは、楽器演奏のときにもそのまま同じことが言えるのです。
「しっかり身体を支えてよい姿勢で!」と思ったときには、あちこち固めて呼吸も不自由な状態になっていないでしょうか。
演奏のためには姿勢のバランスも刻々と変わる必要があるので、あちこちが自由に動けて常に新しくバランスを取り続ける方が呼吸や指回りも快適になるかもしれませんよ。
ぜひ試してみてくださいね!