以前の記事で「ミスしないように」「音を外さないように」なんて否定形で考えるよりも
「出したい音を出す」など肯定系で考える方が良い結果に繋がりやすいですよ、というお話をしたことがありました。
では「うまくいかせよう」「成功させなければ」などの意図は肯定的でしょうか。
有吉尚子です。こんにちは!
これは具体的出ないということだけではなく私には実はちょっと否定が含まれてるように感じます。
というのは「一つの結果以外は許さない」というようにその他の選択肢を制限してしまっているから。
「こうしなければならない」と思った時ってそれ以外のこともついでに思い出して、「それはダメダメ!」なんてつい考えてしまいませんか?
それってやりたいことを考えるというのとは少し違いますね。
とはいえ少しの意図の違いでそんなに変化があるものかな?なんて声も聞こえてきそうですね。
試しにやってみましょう。
「自分の鼻のてっぺんを指で触らなければいけない。てっぺん以外は触っちゃダメ」
と思って鼻を触ってみます。
その時の腕の動かし心地や呼吸はどんな風でしたか?
では次に
「鼻のてっぺんを触っても良いし触らなくてもどちらでも良い」
と思って鼻を触ってみます。
腕や呼吸はどんな風に違いましたか?
少しの意図の違いで動きの快適さも大分違うものですよね。
そんなことも踏まえると、うまく演奏したいと思った時にどんな風に考えたいでしょうか。
ぜひ色々応用してやってみてくださいね!