アレクサンダー・テクニーク 合奏・アンサンブル 思考と心 本番 身体の仕組み

謙虚さと自己否定は紙一重

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レッスンや演奏した本番を振り返ったとき、どういう自己評価をしていますか?

有吉尚子です。こんにちは!

いくら良かったと他人から言われても良かったところよりもついダメだったところを探していないでしょうか。

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もちろん、もう一歩だったところがあればそれを次に活かしたいですね。

では、良いところはありましたか?

勇気をもってチャレンジしたことは?

トライしてみて上手くいった、ということは?

良いことは小さく、悪いことは大きく、そういう風に見えるのは自然なことだそうです。

実は冷静に考えてみると小さなミスよりも上手くいったことの方が多くてもついつい「ここがダメだった」と言ってしまいがちなのは、謙虚とは少し違います。

本当はできたこともあるのにそれを見ない振りしてしまえば上達しているという実感を得にくくなります。

それは現状の正確な把握をジャマする毒思考です。

欠点を知っておくのは改善のために必要ですが、進歩したことや成功したチャレンジの結果が上手くいったならなぜ上手くいったのかをきちんと分析することは、その後の練習・レッスンプランのために必要なことです。

そして上手くいったことが嬉しい!という気持ちは持ってはいけないものではありません。

出来たことをちゃんと喜ぶのは音楽を好きでい続けるためにも心の安定のためにも大切なことです。

「ミスがあったのに喜ぶなんて」というのは出来たことに対してフェアでない姿勢です。

上手くいったこともちゃんと認めて自覚した上でまだもっとできることはどういうことかな、という視点を持っている方が「あれもダメ」「これもできてない」
と自分に言いながら音楽に向き合うよりずっとずっと建設的な姿勢ではないでしょうか。

そしてもうひとつ、上手くいかなかったことについては「ここがダメだった」という結論を「だから自分なんかダメだ」なんて自己否定に繋げるのではなく

・何が原因でなぜ上手くいかなかったのか

・次に上手くいかせるために何ができるだろうか

ということを明確にするのが

本当の反省というものです。

反省は自己否定を増大させるためのものではなく次の機会への建設的なアイデアを見つけるためにしたいですね。

どうぞ気にしてみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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