絶対音感があるのが良いとか逆によくないとか議論になることは結構多いですが、その是非はともかくとして小さな頃からやってなかった自分には関係のないことだなんて思ってはいないでしょうか。
有吉尚子です。こんにちは!
これって実は大人になってからでも身に付けたいと思うなら身に付けられるって知っていましたか?
ダルクローズのリトミックでは一音だけ基準として覚えましょう、ということが言われます。
なぜ一音だけかというと、それさえわかっていれば残りは相対音感でもわかるから。
それと平均律で全部の音程を記憶してしまうのにはやはり弊害があるから。
一音だけでもわかるようになっていると自分の楽器以外のパートがどんなことを演奏しているのか把握しやすくなるのでアンサンブルする全ての方に役立ちますよ。
具体的にはどうやるかというと、まず最初に音を楽器やアプリで鳴らす前に自分がドだと思う音を心で歌ってみます。
そんなことできないよ!と思うかもしれませんね。
私もちょっと前まではそうでした。
でもこれは習慣なので思い出したタイミングで何度も繰り返しやれば必ず出来るようになります。
初めは当てずっぽうでも良いので心で歌ってみた音を声にして、ピアノやアプリなどで同じだったか違っていたか、違ったとしたらどれくらい高かったか低かったか確認します。
これだけでも何度かやるうちに自分の傾向がわかってくるんです。
例えばinBの楽器を演奏してるとドだと思って実音のシ♭を出していたり、疲れているときは少し低めになっていたり、なんていう風に。
どうしても頭の中がinBやinEsの方は自分でレやラだと思った音をドとして歌ってみるのも良いかもしれません。
朝起きたらド、歯を磨きながらド、階段を登りながらド、なんて日常の中で何度も諦めずにやってみるのがポイントです。
だんだん音の高さによる特徴や響きの違いなんかが聞こえるようになっていきます。
チャレンジしてみたい!という方はぜひやってみてくださいね!