有吉尚子です。こんにちは!
タイトルを見て「そんなのあるわけないじゃん!」と思った方、その通りです。
「そんな上手い練習方法があるなら知りたい!」と思った方、私も知りたいです(笑)
むしろ万が一『絶対に誰にでも効果のある』なんてものを勧められたら、詐欺ですから注意しましょう。
日課練習にしろ譜読みのし方にしろどんな段階でも通用するなんてことはまずありません。
本番までの時間やその人のスキル、かけられるエネルギーによってぴったりな練習というのは変わってきます。
極端な例えをするなら楽器を持って2日目の人は丁寧に一音一音ロングトーンをするのは安定したブレスコントロールや楽器の特徴を知るのにとても役に立つ練習方法です。
でも初心者に役立つからと言ってベテラン奏者が本番まで残り10分しかないタイミングで渡された初めての曲をやるようなときにロングトーンから始めませんよね。
途中で息がプルプルしたりせず音を出せるようになったら次はダイナミクスの変化をつけたりアーティキレーションを変えたり実際の曲の中で対応できることを増やす練習をする必要があります。
テクニックに不安がなくなったら今度はスキルアップよりコンディションの維持が第一の目的で基礎練をすることもあるかもしれません。
それぞれの段階や状況で必要なことは違うものです。
「初めての時に先生にやれって言われたから」なんて初心者の時と全く同じことを
無検証に続けて時間をムダにしていないか振り返ってみるのもたまにはいいかもしれませんね!