演奏中に何か間違えたりうまくいかなかったりしたときつい反射的に「すみません」なんて言ってしまってないですか?
有吉尚子です。こんにちは!
部活の吹奏楽なんかではありがちですね。
「すみません」と言わなくても肩をすくめたり申し訳なさそうに縮こまったり、というのもありがちです。
しかし人間の身体はあちこちが縮まると動きが悪くなるようにできているので、そういうミスをした申し訳なさの表明はさらなるミスを生む、という悪循環を作り出してしまうことも。
じゃあそこで縮まるのはやめましょう!と言うのは簡単ですが「縮むのをやめる」と思ってもあまり効果はありません。
無意識でやるほど慣れた習慣的な反応なので「ただそれをしない」という意図があるだけではやはり反射的に縮こまりが起きるのですね。
ここではスミマセン反射という名前をつけてしまいましょう。
では、縮まる代わりに実際に起きてほしいことはどんなことなのでしょうか?
ミスをした後に起きてほしいのはミスに対してどう思うかの表明ではなくて次に良い演奏をするためのことですね。
スミマセン反射が起きそうなとき、大きな動きをして身体をほぐすとか次のフレーズについて準備するなど考えたいことを事前に用意しておくのがひとつの対策です。
普段のひとりでの練習ではあまり出てなくても本番やレッスンの最中にはたくさん見られるこの反応、無自覚になっていて悪循環を生んでいることも多いので気にしておきたいですね。