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基礎は専門楽器の演奏より簡単か

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ソルフェージュって基礎としてプロなら専門楽器をやる以前にできているようなものですが、では専門楽器より身に付けるのも簡単なものなのでしょうか。

有吉尚子です。こんにちは!

例えばご自身がしっかりソルフェージュできていてそれがなんとなくの感覚で小さい頃から身に付けたことだとしたら、これから新たに学びたい人にどうやったら身につけられるか尋ねられた時にそのやり方を教えることはできますか?

これって、日本人が日本語を教えられるとは限らないのと同じ話かもしれませんね。

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何かお悩みが出てきた時に「こういうときはこうするといい」というのを場当たり的に教えるのは軸となる基礎を身に付けてもらうレッスンとは種類が違います。

いうなら英語をわかるようになりたい人にそのとき必要な一つの英文を日本語に翻訳してあげて丸暗記させるようなもの。

もちろんそれを積み重ねるというレッスン手法もあるかもしれませんが、それは自分で翻訳できるようになる方法を教えているというわけではないのですね。

ボランティアで例えるなら貧しい人に食べ物を与える支援と食べ物の手に入れ方を教える支援があるのとも同じですね。

ソルフェージュを体系的に教えるのは、それなりに知識や技術の必要な専門職のひとつです。

自分ではなんとなく雰囲気で出来るようになったけれど、他人にはっきり説明できないようなあやふやな状態でレッスンをすればそれを教わった生徒さんも将来同じ方法で自分の生徒に伝えることになってしまいます。

そして何世代か後にはソルフェージュって基礎とは言われるけど実態はなんだかあやふやで教え方もよくわからないものという認識だけが残されることにならないでしょうか?

誰か一人が感覚的に身に付けた手法は他の誰でもに通用するというわけではなく、それぞれのタイプやレベルに合わせてアレンジする必要があります。

ひとつの手法で身に付けることができないのであれば別のアイデアを試す必要があるのに、自分に合わないやり方で努力を続けて音楽人生のロスをする子供や若い才能ある奏者がひとりでも減るよう、ちゃんとした指導者を増やしたいと願っています。

もし基礎を体系的に学ぶこと、教えることに興味があれば実際のレッスンでお会いしましょうね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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