アレクサンダー・テクニーク 思考と心 本番 練習 身体の仕組み

環境に左右されにくい奏法

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「ひとつの絶対に揺るがない完璧な奏法があったら、柔軟性なんてなくても大丈夫!」そんな風に思ってしまってはいないでしょうか。

有吉尚子です。こんにちは!

場面によって色んな音色の使い分けをするときにはアンブシュアや楽器の角度や響かせるときの身体の具合など変化させる必要のあることはたくさんですよね。

そう意味では柔軟なコントロールは必要なものですが、他にも柔軟性が必要な場面はあるんです。

例えば。

・標高の高いところに行ったとき

・ホールに冬着のお客さんがたくさん入ったとき

・急に台風が来て湿度や気圧がそれまでと変わってしまったとき

・海外に行って乾燥した会場で演奏しなければならないとき

こんな風に普段のそのままの奏法では対応しきれない!という現場を体験したことのある方も多いと思います。

そういうときに仕掛けそのものを見直すような時間はないし、どうやって対応しましたか?

結果的に出る音をなんとかいつもの状態にしようと奏法を色々工夫するのではないかと思います。

どんな仕掛けを使っても結局その人の音が出るというのはそういうことですね。

そういうコントロールができると環境の変化による影響を受けにくくなるし、リード楽器ならついでに「このレベルのリードじゃないと絶対ダメ!」なんてことも減ってしまいます。

ということはリードにかかる出費も減るんですね(笑)

顎はこの角度、噛み具合はこれくらい、脇はこのくらい開けて…なんて固定化された唯一の正解奏法を求めてしまうと、そこから動かないでキープしようとあちこち固めることにつながったりしますよね。

2016-09-02_16.09.10

あちこち固めてしまったら環境の変化や音楽の求める表現によってしたいはずの繊細なコントロールなんて出来ません。

生徒さんや楽団仲間から「この吹き方であってますか?」なんて質問をされたときも、常に色んなことに対応できる柔軟性があるかどうかに目を向けておきたいものですね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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