ソルフェージュのトレーニングと言われて思い浮かぶことってどんなことですか?
有吉尚子です。こんばんは!
聴音の書き取りや新曲視唱などではないでしょうか。
これを読んでいる方の中には子供時代や受験時代に仕方なくやったつまらないトレーニングを思い出す・・・
という方も多いと思います。
確かに試験や入門のレッスンで行われるソルフェージュは採点がしやすいような単純でシンプルな課題が中心なのでつまらないかもしれません。
そしてそんな場面では繊細なニュアンスを聞き取れてるかどうかではなく聞こえたものがドなのかレなのか音程がわかってる、ということで大抵は充分です。
でも。
本当に演奏や指導の現場に出たら、そんなことだけでは全く用が足りません。
日常会話の中でも「雨」か「飴」か聞き取れるだけではコミュニケーションに困ってしまいますよね。
雨が降って花が元気になるのが嬉しいのか、
通勤電車で濡れた傘がいっぱいになるのが迷惑なのか、
飴が食べたいから頂戴と要求されてるのか、
私たちは普段細かな抑揚をちゃんと聞き取って理解しています。
音楽でもそれは同じこと。
繊細なニュアンスが聴き取れていないとどんなことが起きるでしょうか。
長くなるので続きはまた次の記事で!