通勤電車で出来る!裏技ソルフェージュのシリーズ、三つ目です。
有吉尚子です。こんにちは!
スマホのピアノアプリで出したドの音を聴いて心の中で色んな音を歌ってみるのはやってみましたか?
今回は簡単な曲にチャレンジしてみましょう!
今日のテーマは「メリーさんの羊」にします。
そんな子供の歌…!なんてバカにしてはいけません。
曲になればドからだけでなく色んな音を基準にして次の音を思い浮かべる練習にもなって、音程のインターバルの広さも色々なので、心唱するのは意外に難しいんですよ。
でも楽しいのでやってみましょう!
今回はC-durで、
ミーレドーレーミミミーレレレーミソソー
ミーレドーレーミミミーレレミーレドー
でやりましょう。
まず最初にドの音をアプリで聴いてみましょう。
そしたら心の中で曲の通りミから歌うのですが、これは気が遠くなるくらいの物凄くゆっくりなテンポでやるのがポイントです。
急いで進んでしまってはよく音程が浮かばないうちに次に行ってしまうし、合ってるかどうかの確認もいい加減になってしまうからです。
まず最初の音を心の中でミーと思い浮かべたら、それがさっきのミと同じかどうか実際に鳴らしてみて確認します。
よしよし、合ってるな!と思ったら次に今アプリで聴いたミの音を基準にレーと心唱して、またそれをアプリで合ってるか確かめます。
これはミを基準にした下へ2度のインターバルですね。
今まではドを基準に順番に高い音を思い浮かべていましたが、今度は高い音を基準に低い音を心唱することになりますね。
上に行くのと下に行くのは違う音程の幅になりがちなので、それにも慣れましょう。
心で歌うのが難しいな、という方は周りの迷惑にならないよう小さく鼻唄でハミングしてもいいかもしれません。
続けて今度は今アプリで聴いたレの音を基準にドの音を思い浮かべます。
これはレを基準に下へ2度のインターバルです。
そのまま曲の通りに次はレの音に進んでいきましょう。
次は今アプリで聴いたドを基準にレを心で歌います。
そんな調子でドレミの上行下行を3小節目までしていきます。
その次の4小節目はレレレーミソソーで、ミとソが離れた音ですね。
ここでミを基準にした3度のインターバルが登場します。
またこのソから次のミへはソを基準にした下方向への3度のインターバルですね。
こんな手順で一曲やって行きます。
一見とてもシンプルな曲ですが、意外に集中力が必要ですよね。
初めは気が遠くなるゆっくりテンポでないと出来ないと思います。
でも続けるうちに音を思い浮かべるスピードは少しずつ自然に上がっていくので、意図して速くやろう!なんてことはしないのがオススメです。
急ぐなんて無用なストレスを感じながら行うとかえって集中しにくくなってスピードは落ちてしまうので、無理なく確実にできる自分のテンポを守るのを大切に色んな曲でやってみてくださいね!