普段練習を開始するときに「練習したい気持ちになってから準備をはじめよう」と思ってはいませんか?
それで問題なく練習に着手出来ているならいいでしょうが、もしも「ついだらだらしてしまってなかなか取り掛かれない・・」という日が多かったら、ちょっと取り組み方を変えてみるのもおすすめです。
人が何かを決断したり自制したりするのにはあるホルモンのエネルギーが必要で、そのエネルギーは一日に使える量がだいたい決まっているのだそう。
一日仕事で色々決めたり我慢したり何か選んだりなどした後、練習をし始めることにも決断が必要だったらどうでしょう。
帰った時にはもう一日分の決断力を使い切ってしまってるのかもしれません。
疲れている時に何も考えたり決めたりしたくないと感じた経験は誰でもあるでしょうが、やるかやらないかの選択肢があればどちらを選ぶにしろ決断力が必要になります。
やりたいことや続けたいことは何も考えなくてもできるように習慣にしてしまうのが良いとはよく言われます。
吹くか吹かないかは考えずとにかく楽器をケースから出して、それからどうするかは考えず取り合えず日課にしてる練習のパターンをやってしまう。
そのうちにさらにこなしておきたいことや試したいことが出てきたらやればいいし、そうでなかったら終わりにしても良い。
そんな練習への取り掛かり方もありかもしれません。
もちろん音を出すならどういう目的の練習かはわかっていたいものですが、そんなことは毎日認識しているならいちいち悩まなくてもわかっているはず。
もし日々なかなか取り掛かれなくて「自分は意思が弱い・・」と感じていたら、それは無意識の習慣にはなっていないというだけのことかもしれません。
考えずに始めてしまう習慣、取り入れてみるのもいいのではないでしょうか。