「マイペースでいきましょう」
という言葉を使う時、なんとなくゆっくりのんびりしてピリピリせずにやりましょうという意味合いのことが多いような気がしませんか?
マイペースって本来は自分に合った速度で無理なく、という意味ですよね。
わたしはせっかちなので急いでバババと何でも進める方が快適に感じるタイプです。
ゆっくりのんびり物事を進める方がイライラしてロスが増えるので自分に無理がないペースというのは無駄に休憩とか振り返りとかせずにとにかく限界まで突き進むこと。
忙しい現代社会ではそんな人って実は多いのではと思っています。
ところで。
吹奏楽やオーケストラの活動は「真剣に向き合いましょう!」といってメンバーが集まることはあまり多くはないでしょう。
たいていは無理なくマイペースで、なんて言ってスタートしますよね。
でも情熱を持て余した人がイメージするマイペースって、短期間でたくさんの本番をこなしどんどんレパートリーを増やすということだったりします。
決してそれが良いとか悪いとかではありません。
速く進みたい人がそうでもない人に「もっとがんばってよ!」と無理強いするのは自分勝手な迷惑行為だとこのシリーズ記事では何度か書いています。
でも逆にゆっくり進みたい人が速く進みたい人を「あの人は勝手だ」という目で見て「音楽は苦しいものじゃない。楽しくなくちゃ。」なんて言って真剣に向き合う方が楽しい人を否定してしまうのもいけません。
それぞれが自分と違うタイプの人も存在するのだということを知って妥協点を見つけ合うのが尊重し合うと言うこと。
たくさんの人が集まる合奏団体ではそうやって熱量の違う者同士が自己主張しあうだけでなくお互いの違いを認め合い尊重し合うのも大切ですね。
誰かと一緒に何かする場面では心に留めておきたいことですね。