コミュニケーション 思考と心 練習

苦労しなきゃ上手くならないよ

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「練習は辛いものだよ」

「苦労しなきゃ上手くならない」

「身につけるのは大変だよ」

そんな風に自分が通ってきた道を次に通る人を脅かす先生や先輩に出会ったことはありますか?

自分の経験してきた苦労や痛みを自慢する人ってどうしてそれをしたくなるのでしょう。

辛いことだ痛いことだと知ることで後輩や生徒が同じ経験をするために役立つと思っての発言ではないかもしれません。

もしかしたら辛いことだという先入観を持つことで諦めたり怯んでしまったりする人もいるなんて考えてはいないでしょう。

じゃあなぜ苦労自慢のような脅すようなことを伝えたくなるのでしょう。

それはもしかしたら大変だった過去の自分を労いたかったり遠回りをして苦労した自分を肯定したかったり、という心理が働いてる面もあるかもしれませんね。

本当は上達のために大変な思いや遠回りは必ずしも必要ではないし可能なら次世代や後進には避けてほしいことなはず。

でもそうなると過去に自分が通ってきた大変で辛かった道を否定してしまうことに感じて後から経験する人にも同じ苦労をしてほしいと思ってしまうのかもしれません。

そんな後から来る人を無意味に怖がらせたり怯ませたりすることを言う人に出会ったらその言葉を間に受けて怖がったり憂鬱になったりするのではなく

「この人は過去の自分を肯定して認めてほしいのだな」

という冷静な視点も持っておきたいものですね。

逆に経験を伝えるときには言葉や伝えるべきことを選んで有益なことを手渡すよう心掛けたいなと思います。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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