現代曲や好きじゃない曲を演奏する時、吹いていても「よくわからない」と感じることはありませんか?
自分で意味がわかっていない曲を演奏するなんて憂鬱でしょうが、それを聴かされた人は演奏者よりもなおさら「わけがわからない」と感じるでしょう。
やはりどんな盛り上がり方をしているとか、何が特徴で面白いのかなど、演奏者が魅力に感じている部分を紹介するような演奏は聴いていても面白いもの。
本だって映画だって観光地だって同じでしょう。
オススメしている人が「山があってそれを登ると遠くまで見晴らしが良くて風が気持ちいいし、滝もあって水しぶきがかかるくらい迫力があるよ」など魅力に感じてることを具体的に教えてくれると「良さそうだから行ってみようかな」という気持ちいなりますよね。
でも「山があって滝があるよ」と淡々と言われても「だから何なの」としか感じないのではないでしょうか。
音楽作品を演奏する場合も一緒でしょう。
「音符がこう並んでる。強弱はこう書いてある」という事実だけを提示されても「だから何?」でしかありません。
現実的には好きな作品ばかりでなく、課題曲だから仕方がなかったり多数決で不本意な曲になってしまうこともあるかもしれません。
それでもせっかく音にするのなら、曲の良さを見つけて紹介する演奏をしたいものですね。