「たっぷり時間があるから今日はたくさん練習しよう!」そんなときって逆にいまいち集中できず、忙しい中スキマ時間でやったときと内容は結局そんなに変わらない・・そんてことはないでしょうか。
それに長時間あるからと何をやろうか考えつつダラダラと練習をするときと、短時間しかないけどこれはどうしてもやりたい!とやることがはっきりして練習するときでは疲れ方が違いますよね。
結果的に同じことをやったとしても、やはり短時間でテキパキと練習をすすめた方が疲労度が低いのかもしれません。
これって身体の疲労だけではなく、考える頭のエネルギーも関係しているのです。
人の一日の決断や自制に使える意志力は脳内の分泌物の関係で決まってるそうです。
何をやるかいちいち検討するのはその時々で必要なものを選ぶために大切です。
とはいえ毎回の練習で何をやるかその場で決めるのでは、それだけでも意志力はたくさん使われてしまうでしょう。
それに比べて時間のない時は「最低でもこれとこれをやる!」と思っていて練習をスタートすることが多いはず。
そうすると練習中は何のメニューをやるか考えて決断するという作業がいらなくなります。
そういう意味では自分なりのルーティンメニューを持っておくのは役に立ちますよね。
さらに練習中にあれこれ気になって「洗濯ができたからちょっとひとまず干してこよう」「犬が近くに来たから少しだけかまってあげよう」そんなことをするのにも意志力は使われてしまうし、ちょっと違うことをし終わって練習に戻るのにも意志力を使う。
それでは疲れるのは当たり前。
もしかしたら集中して練習に向き合える環境の条件は、たっぷり時間があることではないかもしれませんね。