有吉尚子です。こんにちは!
何かしら楽器を演奏をする人は繊細な心を持ってることが多いな、とよく感じます。
他人の何気なく言ったことを考えすぎてしまったり指摘されたことに対して過剰に反省してしまったり。
それが積み重なるとどんどんできないことが増えていって心がしまいにはがんじがらめになってしまうなんてこと、ないでしょうか。
楽譜から作曲者の意図を汲み取り、アンサンブルではお互いの様子に注意を払い、
自分がどんな風に感じているかも含めてそれを音にしていく作業、繊細じゃない人にはとうてい出来ないことだと思います。
繊細なことは悪いことではありませんね。
とはいえ他人の言動の受取り方で何か制限されてしまうのはありがたいことではありません。
「あの人はこう言ったから」「この先生はこうやってたし」「もっとこうした方が印象が良くなるかな?」
そんな風に思って自分以外のことを基準に言動を決めるのは思い切ってやめてしまいましょう!
極端な例で言うなら「その表現は好きじゃない」なんて失礼なことを言って来た人があなたがどんなにその人の気にいるように工夫したって気に入ってくれるとは限りません。
だってそもそも趣味が違うからそんな発言が出てくるんですから。
他人の顔色をうかがった演奏を続けていたら自分がやりたいことがいつの間にか消えてしまいます。
自分のやりたいことがないのに音楽なんて出来ませんね。
あなたの人生で起きることや感じることやりたいことなどすべてに責任を持ってくれる人なら言うとおりにしたっていいかもしれませんが、そんな人は存在しません。
日々の小さなことから人生の中の大切なことまで、あなたが何を選ぶかを決めるのは誰かの責任ではなくあなたの責任です。
他人の言動をどう受け止めてどう反応するかも本当はあなたが決めて良いんですよ。
ムダな批判や口出しに出会ってしまったときなんかに思い出していただけたらと思います。