楽典を一緒に読んで見ましょう!のシリーズ、今回はp.75「音程」の項目から進めていきましょう。
まず度数について。
度数というのは、二つの音がどれくらい離れているかを表すものです。
これは単純に数えればわかるようになっていて、例えばドとミがどれくらい離れてるか数えるときに、「ド(1)、レ(2)、ミ(3)」とカウントします。
注意したいポイントは、定規で長さを測ったり年齢を数えたりするときとは違う数え方だというところ。
「ドから数えてレ(1)、ミ(2)」ではありません。
りんごがいくつか数える時と同じ数え方ですね。
ついつい「どれくらい遠いかな?」と思って数えては一つ少なく答えるようなケアレスミスは、楽典の試験などでわたしはよくやっていました(笑)
そしてド(1)、レ(2)、ミ(3)と3個だったとしたら、それは3度と呼びます。
これはシャープやフラットがついていても関係なくドレミファソラシドで数えます。
音階には7つの音しかなく、ドの次がド#ということはありませんから。
もしそういう音の並びがあったら、それは「シ#とド#」とか「ドとレ♭」など音名は変わっているはず。
だからドレミファソラシドで数えれば間違えないのです。
それからドとド、同じ音の場合は同度または1度と呼びます。
ドレミで数えると一つしか音がありませんからわかりやすいですね。
次回はオクターブ以上の音程の数え方についてです。
シンプルなところですが意外に混乱しがちなところなので、最低限の数え方などは知っていると便利ですよ!
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