アンサンブルをしていて合わせやすい人と合わせにくい人がいたりしないでしょうか?
有吉尚子です。こんにちは!
それってなんとなくどことなく、な感じがいちゃいますが一体どんなところが違うのでしょうか。
一つの例として、遠慮がちにそっと吹いている人には合わせにくかったりしませんか?
それってなぜなんでしょうか。
その理由の一つはそっと吹く時は音になるタイミングが吹き始めたタイミングより後にくるからじゃないかなと思います。
結構前に書いた記事なので忘れてしまった方も多いかもしれませんが、以前日本語を話す人と英語を話す人の発音のタイミングの違いについて書いてある本をご紹介したときにも触れました。
音は息の流し始めより少し後で音になるので、英語を話す人は狙った打点より早く息を流し始め、逆に日本人は合わせたいタイミングから息を流し始めるから狙った打点より遅く音になる。
そしてそれがよく言う「後押し」や発音の遅れにつながるのでは、と言うことでした。
それと同じ理屈で遠慮がちにそっと吹けば実際に音になるタイミングは息の流し始めより後になるので合わせようとする人にとっては打点が見えにくい、ということなのかなと思います。
またそっと吹く時って身体の動きでも打点が見えにくいということもあるかもしれませんね。
逆にとってもリーダーシップを発揮している演奏を見るとその反対のことが起こっているのが見られます。
アンサンブルをしていて自分に合わせて欲しいな、なんてときにはそんなことも考えてみてもいいかもしれませんね!