前回の記事では自分が何を伝えたいかではなく相手が何を必要としているかを考える姿勢があってこそ。
情報のキャッチや分析や伝え方のスキルは身につけることができるというお話をしました。
有吉尚子です。こんにちは!
それぞれのスキルについて少しだけ考えてみたいと思います。
まず、情報キャッチってどんなことでしょう。
音からの情報キャッチ能力ならそれはソルフェージュ力です。
どんな音質かで奏法の特徴や音の好みがわかったりしますね。
周りの音との関係はどうかでその人のソルフェージュ力がどのくらいか、どんなストーリー展開を作りたいかなんてことも想像できます。
全体のバランスで聴くならリードする人とついていく人の力関係やそれまでどんな指導を受けて来たかもわかることもあります。
そういう情報キャッチのためにはドかレかわかるだけでは用が足りなくて、
どんな倍音がどんな風に含まれてるかとか
同じピッチで鳴ってるかどうかだけでなくお互い調和する音の合わせ方だとどんな響きになるか
なんてことも必要です。
そしてそれを聴き取れるための技術を身につけるのがソルフェージュのレッスン。
音大を出て専門家として活動しつつも改めてソルフェを学びたいと習いにいらっしゃる方はそもそもの能力が低いなんてことはまずなくて、そういうことの必要性を
肌で感じているんですね。
「音程が合ってるかどうかなんて すでにわかるから満足してる」なんて方はソルフェのレッスンは必要ないでしょう。
音程の高い低いよりもっとたくさん音からの情報をキャッチすることに興味のある方はレッスンにいらっしゃることをおすすめしますよ!